作品ガイド · 2008

『アイアンマン』完全ガイド

映画だけでは分かりにくいところを、あらすじ・相関図・用語でやさしく解説します。

公開
2008
上映時間
126分
作中の時代
2010年

観る前に知っておくと分かりやすいことネタバレなし

MCUのいちばん最初の作品です

マーベル映画の世界(MCU)はここから始まります。ほかの作品を知らなくても、この1本だけで話が分かります。

トニーは最初「イヤなやつ」です

お金持ちで自信家、人の話を聞かない社長として登場します。その彼が、誘拐をきっかけに変わっていくのがこの映画の見どころです。

胸の光る装置に注目

トニーの胸の丸い装置(アーク・リアクター)は、命を守る装置であり、スーツの電源でもあります。最後まで物語のカギになります。

エンドクレジットの後まで観る

スタッフ名が流れた後に、次の作品につながる大事な場面があります。途中で止めないでください。

キャラクター相関図ネタバレあり

トニー・スタークとペッパー・ポッツを中心に、『アイアンマン』(2008年)に登場する人物の関係をまとめました。上が仲間、下が敵です。

※著作権の関係で、映画の場面写真やポスターなど、映画に出てくる姿の写真は使えません。顔写真はすべて、自由に使ってよい許可のある俳優本人の写真です(人間でないキャラクターはこのサイトで作ったイラスト、写真が見つからなかった人物は頭文字のアイコン)。

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登場人物の一覧

画像について

顔写真は、Wikimedia Commons にある俳優本人の写真(自由に使えるライセンスのもの)を、正方形に切り抜いて縮小し、使っています。人間でないキャラクターはこのサイトで作ったイラスト、写真のない人物は仮のアイコン(名前の頭文字)です。

あらすじネタバレあり

あらすじを読む(結末までのネタバレを含みます)

1. アフガニスタンで誘拐される

兵器会社スターク・インダストリーズの社長トニー・スタークは、新型ミサイル「ジェリコ」を軍に売り込むためアフガニスタンを訪れる。その帰り道、車列が襲われ、トニーは爆発に巻き込まれて気を失う。目を覚ますと洞窟の中。同じく捕まっていた医師インセンが、トニーの胸に電磁石を付けていた。爆弾の細かいかけらが心臓に近づかないよう止めるためだ。

2. 洞窟でスーツを作る

トニーを捕まえたのはテロ組織テン・リングス。一団を率いるラザは「ジェリコを作れ」と命じる。洞窟には自分の会社の武器がたくさん並んでいて、トニーはショックを受ける。トニーはミサイルを作るふりをして、インセンと一緒に、胸の電磁石を動かす小さな発電装置(アーク・リアクター)と、脱出用の鉄のスーツ(マーク1)をこっそり作る。

3. インセンの犠牲と脱出

スーツの起動が間に合わないと見たインセンは、時間をかせぐために飛び出し、撃たれてしまう。インセンは「命を無駄にするな」と言い残して亡くなる。トニーはスーツで武器を焼き払い、空へ飛び出すが、砂漠に落ちてスーツは壊れる。さまよっているところを、親友ローディの捜索隊に救われる。

4. 「もう兵器は作らない」

帰国したトニーは記者会見を開き、会社の兵器づくりをやめると発表する。父の代からの共同経営者オバディアは反対し、取締役会を使ってトニーを会社の仕事から外そうとする。トニーは家の工房にこもり、ジャーヴィスとロボットアームのダミーを相手に、胸の装置を改良し、新しいスーツを作り始める。

5. 赤と金のスーツと、グルミラの戦い

銀色の試作スーツ(マーク2)で空を飛ぶテストをすると、高い空で凍りつく問題が見つかる。そこで改良した赤と金のスーツ(マーク3)が完成する。パーティーで記者のクリスティンから、インセンの故郷グルミラでスターク社の武器が使われている写真を見せられたトニーは、スーツで現地に飛び、テン・リングスを倒して村の人々を助ける。

6. 黒幕はオバディアだった

トニーに頼まれたペッパーは、会社のコンピューターからデータを盗み出し、オバディアがテロ組織に武器を売っていたこと、そしてトニーの誘拐(もともとは暗殺)を依頼していたことを突き止める。一方オバディアは、洞窟に残っていたマーク1の残骸をテン・リングスから受け取り、ラザたちを始末する。そしてトニーの胸から発電装置を奪い、巨大なスーツ(アイアンモンガー)を動かす。

7. 最後の戦い

胸の装置を失って死にかけたトニーを救ったのは、ペッパーが記念に飾っていた古い装置だった(ダミーが手渡す)。トニーはペッパーとコールソンのもとへ駆けつけ、アイアンモンガーと戦う。力で負けるトニーは、ペッパーに会社の大型発電装置を暴走させるよう頼み、そのエネルギーでオバディアを倒す。

8. 「私がアイアンマンだ」

次の日の記者会見。S.H.I.E.L.D.のコールソンが用意した「アイアンマンは護衛のボディガード」という説明を読むはずだったトニーは、途中で原稿を置き、「私がアイアンマンだ」と正体を明かしてしまう。

シーンごとの詳しいあらすじを読む

用語集

アーク・リアクター
トニーの胸にある、丸く青く光る小さな発電装置。爆弾のかけらが心臓に入らないよう止める電磁石の電源で、スーツのエネルギー源にもなる。もともとは会社の工場にある大きな発電装置を、トニーが小さく作り直したもの。
スターク・インダストリーズ
トニーが社長を務める、アメリカ軍に兵器を売る大企業。父ハワードが作った会社。
テン・リングス
アフガニスタンでトニーを誘拐したテロ組織。名前は「10個の指輪」という意味。MCUではこの後も何度も登場し、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で正体が深く描かれる。
ジェリコ
トニーが冒頭で軍に売り込む新型ミサイル。テン・リングスは、これと同じものを作れとトニーに命じる。
マーク1・マーク2・マーク3
アイアンマンのスーツの番号。マーク1は洞窟で作った灰色の試作品、マーク2は家で作った銀色の試作品、マーク3が赤と金の完成版。
アイアンモンガー
オバディアが、洞窟に残されたマーク1をもとに作らせた巨大なスーツ。
J.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス)
トニーが作った人工知能。家の管理やスーツの操作を手伝う。のちに『エイジ・オブ・ウルトロン』でヴィジョンという人物につながる。
S.H.I.E.L.D.(シールド)
コールソンが所属する、アメリカの秘密の組織。この映画では「戦略国土調停補強配備局」という長い名前で名乗り、最後にS.H.I.E.L.D.と呼ばれる。のちにアベンジャーズを集める組織になる。
グルミラ
インセンの故郷の村。スターク社の武器を持ったテン・リングスに襲われる。

ここが分かりにくい!Q&Aネタバレあり

結末に関わる内容を含みます。

なぜトニーの胸は光っているの?

爆弾のかけらが体の中に残っていて、心臓に届くと死んでしまうからです。胸の電磁石がかけらを引き止めていて、その電源が光っている装置(アーク・リアクター)です。だから装置を奪われると、トニーは死にかけます。

オバディアはなぜ裏切ったの?

会社を自分のものにしたかったからです。オバディアは裏でテロ組織に武器を売ってもうけていて、邪魔なトニーを消すためにテン・リングスにトニーの殺害を頼んでいました。トニーが兵器づくりをやめると言い出したことで、ますます邪魔になりました。

テン・リングスはトニーを殺す依頼を受けていたのに、なぜ生かしていたの?

ラザたちは、言われたとおり殺すより、天才のトニーに強力な武器を作らせるほうが得だと考えたからです。

コールソンは何者?

アメリカの秘密組織S.H.I.E.L.D.のエージェントです。最初は長い名前の組織として何度もトニーたちに話を聞きに来て、最後にペッパーと協力します。この後、多くのMCU作品に登場する大事な人物です。

最後に出てきた眼帯の男は誰?

S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーです。「アベンジャーズ計画」の話をしに来ました。ここから、ヒーローが集まる『アベンジャーズ』へ話がつながっていきます。

ローディは最後に何を見ていたの?

トニーの工房にある銀色のスーツ(マーク2)を見て「次はな」とつぶやきます。次の『アイアンマン2』で、ローディがこのスーツを着ることになる前ぶれです。

見逃しやすいポイント・小ネタ

インセンの言葉がトニーを変えた

「命を無駄にするな」というインセンの最後の言葉が、トニーが武器商人からヒーローに変わるきっかけです。インセンは『アイアンマン3』でも少しだけ登場します。

「トニー・スタークにも心がある」

ペッパーは、洞窟で作った最初の発電装置をケースに入れて「トニー・スタークにも心がある証拠」と書いて飾っていました。この装置が、最後にトニーの命を救います。

ハッピーを演じているのは監督

運転手のハッピー・ホーガンを演じるジョン・ファヴローは、この映画の監督です。ハッピーはこの後もMCUに長く登場します。

スタン・リーのカメオ出演

マーベル・コミックの生みの親スタン・リーが、パーティーの客として登場します。トニーに別の有名人と間違えて呼ばれるのが小ネタです。

ローディ役は次の作品から交代

ローディはこの作品ではテレンス・ハワードが演じていますが、『アイアンマン2』からはドン・チードルに交代します。顔が違っても同じ人物です。

ラストとおまけ映像ネタバレあり

エンドクレジットの後のおまけ映像

フューリーがトニーの前に現れ「アベンジャーズ計画」を口にする。

次に観るとよい作品

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