作品ガイド · 2011
映画を最初から最後まで、場面ごとに文章でたどります。これを読めば、話の流れがすべて分かります。
※結末まで、すべてのネタバレを含みます。
ニューメキシコ州の砂漠。科学者ジェーン・フォスターと恩師セルヴィグ博士、助手のダーシーが、夜空の不思議な現象を車で追いかけている。光の渦の中から現れた男を、車ではねてしまう。物語はここから、少し前の神々の国へさかのぼる。
はるか昔、神々の国アスガルドの王オーディンは、地球を襲った氷の巨人たちと戦って勝ち、巨人たちの力の源である箱を持ち帰った。オーディンの息子のソーとロキは、子どものころその話を聞かされていた。
ソーが王になる式の最中、氷の巨人が宝物庫に忍びこむ。守りの機械「デストロイヤー」が侵入者を倒すが、式は中止になる。
怒ったソーは父の言うことを聞かず、弟ロキ、女戦士シフ、3人の戦士たちを連れて、巨人の国ヨトゥンヘイムに乗りこむ。王ラウフェイの前で暴れ、大きな戦いになる。
戦いの中で巨人につかまれたロキの腕が、なぜか青く変わる。ロキは、そのことを誰にも言わない。
オーディンが来て皆を連れ帰るが、巨人との平和の約束は破れてしまった。オーディンはソーの力を取り上げ、地球へ追放する。ハンマーのムジョルニアにも「ふさわしい者だけが持ち上げられる」という魔法をかけて、地球へ投げる。
力を失ったソーは、病院で暴れて薬で眠らされ、ペットショップで「馬をくれ」と言い、コーヒーを気に入るとカップを床に投げて割る。ジェーンたちは振り回されながらも、彼の話に興味を持つ。
組織シールドのコールソンたちが、ハンマーの落ちた場所を囲い、ジェーンの研究資料もすべて持ち去る。
ソーは雨の中、シールドの基地に忍びこみ、ハンマーにたどり着く。しかし、どんなに力をこめても持ち上がらない。ソーは雨に打たれて座りこむ。
捕まったソーのもとにロキが現れ、「父上は亡くなった。お前はもう帰れない」とうそを言う。ソーは深く落ちこむ。
アスガルドでは、ロキがオーディンを問いつめる。ロキは実は巨人の王ラウフェイの子で、赤ん坊のころオーディンに拾われていた。言い争いの途中、オーディンは深い眠りに落ちる。
眠ったオーディンの代わりに、ロキが王の座につく。ソーを連れ戻そうとしたシフと3人の戦士たちは、ロキの命令にそむいて地球へ向かう。
セルヴィグに助けられたソーは、ジェーンと夜空を見ながら、アスガルドや9つの世界の話をする。2人の心が近づいていく。
ロキは、ソーを消すためにデストロイヤーを地球へ送る。デストロイヤーは小さな町を焼き、シフたちも歯が立たない。
力のないソーは、人々を逃がすため、1人でデストロイヤーの前に立つ。「ほかの人を傷つけず、自分の命を取れ」と頼み、強く打たれて倒れる。
仲間のために命を差し出したソーは、ハンマーを持つのにふさわしい者になっていた。ムジョルニアが飛んできて、ソーは力を取り戻し、デストロイヤーを倒す。
ソーはコールソンに、これからは味方だと伝える。そしてジェーンに「必ず戻る」と約束して、アスガルドへ帰る。
ロキは、巨人の王ラウフェイをアスガルドに招き入れ、眠るオーディンを殺させようとする。そして直前にラウフェイを倒し、父を救った英雄のふりをする。さらに虹の橋ビフレストの力で、巨人の国そのものを消そうとする。
ソーは橋の上でロキと戦う。巨人の国を救うため、ソーはハンマーで橋を壊す。それは、地球のジェーンに二度と会えなくなるかもしれないことを意味していた。
壊れた橋の端で、ソーはロキの手をつかみ、目覚めたオーディンがソーをつかむ。ロキは「父上、私はあなたのために」と言うが、オーディンは首を横に振る。ロキは自分から手を放し、暗い宇宙へ落ちていく。
ソーはオーディンに「まだ王になる準備ができていない」と伝える。見張り番のヘイムダルは、ジェーンが今もソーを探していると教える。
地球のシールド基地。フューリーがセルヴィグに、青く光る立方体テッセラクトを見せる。そばの鏡に映ったのはロキの姿で、セルヴィグは知らないうちに操られていた。