作品ガイド · 2011

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』詳しいあらすじ(シーンごと)

映画を最初から最後まで、場面ごとに文章でたどります。これを読めば、話の流れがすべて分かります。

※結末まで、すべてのネタバレを含みます。

第1章 氷の中の発見

北極の吹雪の中で

現代。北極の氷の上で、調査隊が大きな飛行機の残がいを見つける。氷の中にうまっていたのは、赤・白・青に塗られた丸い盾だった。物語はここから、70年近く前へさかのぼる。

ノルウェーの教会

1942年、ノルウェー。ナチスの科学部門ヒドラを率いるヨハン・シュミットが、古い教会の地下から青く光る立方体「テッセラクト」を奪う。神話の神オーディンの宝とされるもので、シュミットはその力で世界を手に入れようとしている。

第2章 小さな青年スティーブ

何度も不合格

ニューヨーク、ブルックリン。体が小さく病気がちなスティーブ・ロジャースは、兵隊になろうと何度も検査を受けるが、そのたびに落とされる。それでも、住む町を変えて書類を書き直してまで挑み続ける。

裏通りのけんか

映画館で失礼な男に注意したスティーブは、裏通りで殴られる。何度倒されても「一日中だってやれるさ」と立ち上がる。そこへ親友バッキーが来て助けてくれる。バッキーは軍に入り、明日ヨーロッパへ向かうところだった。

未来の博覧会

最後の夜、2人は未来の技術を紹介する博覧会へ行く。若い発明家ハワード・スタークが、空飛ぶ車を見せようとして失敗する。バッキーが女の子たちと楽しむ間、スティーブはこっそり入隊検査の会場へ向かう。

アースキン博士との出会い

そこで、スティーブの話を聞いていたアースキン博士が声をかける。「なぜナチスを倒したいのか」と聞かれたスティーブは「誰も殺したくない。いじめっ子が嫌いなだけだ」と答える。博士は彼を合格にし、特別な計画に加える。

第3章 スーパーソルジャー計画

訓練キャンプ

スティーブは、フィリップス大佐と英国のペギー・カーター捜査官のもとで訓練を受ける。力ではほかの兵隊にかなわないが、旗を取る訓練では、ポールを倒して旗を取るという知恵を見せる。

手りゅう弾

大佐が訓練中にわざと偽の手りゅう弾を投げこむ。ほかの兵隊は逃げるが、スティーブだけが仲間を守ろうと体でおおいかぶさる。これで計画の参加者が彼に決まる。

前夜の話

実験の前夜、博士はスティーブに打ち明ける。かつてシュミットにこの血清を打ったが、不完全だったため心までゆがんでしまった。血清は良い人はより良く、悪い人はより悪くする。だから「完璧な兵士ではなく、善い人でいてくれ」と頼む。

実験の成功

ブルックリンの古道具屋の奥にある秘密の研究室で、スティーブは血清を打たれ、ハワードの装置で光を浴びる。苦しみに耐えて出てきたスティーブは、背が高くたくましい体に変わっていた。

博士の死

その直後、見学者にまぎれていたヒドラのスパイが博士を撃ち、最後の血清を盗んで逃げる。スティーブは新しい体で追いかけて捕まえるが、スパイは毒を飲み「ヒドラ万歳」と言って死ぬ。博士は亡くなり、血清を作れる人はいなくなった。

第4章 舞台の上のヒーロー

宣伝の仕事

たった1人の超人兵士を戦場に出すことは認められず、スティーブは「キャプテン・アメリカ」として国中のショーに出され、戦争のための債券を売る役目を負う。子どもたちに人気者になるが、本当にやりたいことではなかった。

イタリアの前線

1943年、イタリアの前線でショーをすると、本物の兵隊たちから笑われてしまう。そこでペギーから、バッキーのいる部隊がヒドラに捕まったと聞かされる。大佐は救出を許さない。

単独の救出

スティーブはペギーとハワードの助けを借り、飛行機で敵地の近くまで運んでもらう。ショー用の衣装と盾のまま1人でヒドラの工場に忍びこみ、捕まっていた兵隊たちを逃がす。

バッキーとレッド・スカル

実験台にされていたバッキーを見つけ出したスティーブは、シュミットと向き合う。シュミットが顔の皮をはがすと、その下は真っ赤などくろのような顔だった。シュミットは工場を爆破して逃げる。

英雄の帰還

スティーブは400人近い兵隊を連れて基地に戻り、本物の英雄として迎えられる。ハワードの研究室で、ヴィブラニウムという特別な金属でできた丸い盾を手に入れる。

第5章 ヒドラとの戦い

仲間たち

スティーブは、助け出した兵隊の中から腕利きを集めてチームを作る。バッキーもその1人だ。チームはヨーロッパ中のヒドラの基地を次々につぶしていく。

シュミットの野望

一方シュミットは、テッセラクトの力で強力な兵器を作り、ナチスとも手を切って、自分がヒドラとして世界を支配しようとしていた。

列車の作戦

雪山を走る列車に乗るゾラ博士を捕まえる作戦で、スティーブとバッキーは敵と戦う。その最中、バッキーは列車の外へ投げ出され、谷底へ落ちていく。スティーブは手を伸ばすが届かなかった。

悲しみの夜

捕まったゾラは、シュミットの最後の基地の場所を明かす。親友を失ったスティーブは、壊れた酒場で1人で酒を飲もうとするが、体が変わったせいで酔うこともできない。ペギーがそばで支える。

第6章 最後の戦い

基地への突入

スティーブはバイクで正面からヒドラの基地に乗りこむ。捕まりそうになったところで、仲間と大佐たちが攻めこんでくる。

巨大な飛行機

シュミットは、爆弾を積んだ巨大な飛行機でアメリカの都市を攻撃しようと飛び立つ。スティーブはペギーとキスを交わし、飛行機に飛び移る。

テッセラクトの力

操縦室での戦いの中で、テッセラクトの入った装置が壊れる。素手でテッセラクトをつかんだシュミットは、光に包まれてどこかへ消えてしまう。テッセラクトは床を焼いて、海へ落ちていく。

無線の約束

飛行機を止める方法はなく、このままでは都市に落ちてしまう。スティーブは北極の氷に突っこむことを決め、無線でペギーと話す。「土曜の夜、ダンスをしよう」と約束を交わしたところで、通信は途切れる。

戦争の終わり

ハワードは海でスティーブを探し続けるが、見つかったのはテッセラクトだけだった。やがて戦争は終わり、人々は喜ぶが、ペギーたちはスティーブの写真を前に悲しみに沈む。

第7章 70年後の目覚め

おかしなラジオ

スティーブは、1940年代風の部屋のベッドで目を覚ます。ラジオでは野球の試合が流れているが、それは彼が昔、実際に見に行った試合だった。うそに気づいたスティーブは部屋を飛び出す。

タイムズスクエア

外は、大きな画面と車であふれる現代のニューヨークだった。ニック・フューリーが現れ「70年近く眠っていた」と告げる。スティーブがつぶやいたのは「デートの約束があったんだ」という言葉だった。

エンドクレジットの後

ジムでサンドバッグを殴るスティーブのもとにフューリーが来て、世界を救う任務を持ちかける。続いて『アベンジャーズ』の予告映像が流れる。