作品ガイド · 2018
映画を最初から最後まで、場面ごとに文章でたどります。これを読めば、話の流れがすべて分かります。
※結末まで、すべてのネタバレを含みます。
父が幼い息子に語る昔話から始まる。大昔、アフリカに金属ヴィブラニウムでできた隕石が落ちた。5つの部族のうち4つが1つの国ワカンダになり、ハート型のハーブを飲んで力を得た王「ブラックパンサー」が国を治めてきた。ワカンダは、その豊かさを隠し、貧しい国のふりをしてきた。
1992年、アメリカのオークランド。ワカンダの国王ティ・チャカは、アパートに暮らす弟ンジョブを訪ねる。ンジョブは、ヴィブラニウムの盗みに手を貸した疑いをかけられていた。外では子どもたちがバスケットボールをしていて、空に光る船を見上げていた。
現代。父を亡くしたティ・チャラは、戦士オコエと一緒に、スパイとして働くナキアを迎えに行く。ナキアは、さらわれた人々を救う任務の最中だった。
ワカンダに戻ると、そこは空飛ぶ乗り物が行き交う、とても進んだ国だった。妹シュリは、研究所で新しい発明を兄に見せる。
王になる儀式で、山の部族ジャバリの長エムバクが挑戦してくる。ティ・チャラは滝の上の戦いで勝ち、エムバクの命を助ける。ティ・チャラは正式な王になり、祖先の世界で父と再会する。
ロンドンの博物館で、エリックという男が、武器商人クロウと組んでワカンダの古い斧を盗み出す。それはヴィブラニウムでできていた。
クロウが韓国のカジノで斧を売ると知ったティ・チャラ、ナキア、オコエは乗りこむ。そこにはCIAのロス捜査官もいた。銃撃戦の後、街中で車を使った追いかけっこになり、シュリが遠くから車を操る。
クロウは捕まるが、エリックが助け出す。ナキアをかばったロスは撃たれ、ティ・チャラは彼をワカンダへ運んで治療する。
ティ・チャラは長老ズリから秘密を聞く。1992年、ティ・チャカは弟ンジョブを殺していた。ンジョブの息子は、アメリカに置き去りにされたままだった。
エリックはクロウを殺し、その体を手みやげにワカンダへ現れる。彼の本名はンジャダカ。置き去りにされたンジョブの息子だった。軍で人を殺す訓練を積み、「キルモンガー」と呼ばれていた。
キルモンガーは王座をかけて決闘を申しこむ。滝の上の戦いで、止めに入ったズリを殺し、ティ・チャラを滝の下へ投げ落とす。
王になったキルモンガーは、ハート型のハーブをすべて燃やせと命じる。そしてワカンダの武器を世界中に送り、虐げられた人々に戦わせようとする。
ナキアは最後の1本を持ち出し、シュリ、母ラモンダ、ロスと一緒にジャバリの山へ逃げる。そこには、エムバクに救われたティ・チャラが、雪の中で眠っていた。
ハーブで力を取り戻したティ・チャラは、祖先の世界で父と向き合い、「あなたは間違っていた」と告げる。
ティ・チャラが戻り、ワカンダの中で戦いが起きる。オコエたち親衛隊はティ・チャラにつき、国境の部族はキルモンガーにつく。ジャバリの戦士たちも駆けつける。ロスは、シュリの研究所から遠くの飛行機を操り、武器を運ぶ輸送機を撃ち落とす。
ティ・チャラとキルモンガーは、ヴィブラニウムの鉱山の中で戦う。ティ・チャラの槍がキルモンガーの胸を貫く。
ティ・チャラは、キルモンガーを山の上に連れていき、父が話していた夕日を見せる。手当てを断ったキルモンガーは「海に沈めてくれ。鎖につながれるより死を選び、船から飛び降りた祖先と同じように」と言い、自ら命を終える。
ティ・チャラは、ンジョブが亡くなったオークランドの建物を買い、ワカンダの技術を学べる場所にすると決める。シュリがその責任者になる。
ティ・チャラは国連で、ワカンダの知識と技術を世界と分かち合うと発表する。
ワカンダで、目覚めたバッキーをシュリが見守る。子どもたちは彼を「白い狼」と呼んでいる。